2012年09月05日

『構図を考えたり、分かりやすさを考慮したり』

美術設定担当の塩澤です。先日の続きになります。

設定を描く上で重要視しなければいけないポイントとして
その作品の世界観を作り上げるという事があります。
例えば【TARITARI】の場合、江ノ島を中心とした舞台という前提がありますが
何も考えずに江ノ島の風景を並べていけば良い、というわけではありません。
目指す作風を基盤にしつつ、それに見合った絵の見せ方を決め込んでいく必要がありま
す。
その最も底辺に来るのが美術設定となります。

美術設定の作画において個人的に意識しているのは
第三者が見て「一目で理解出来る絵としての分かりやすさ」を大事にしています。
それは事細かに描写するという事ではなく、むしろ引き算を主体として
不要な情報は極力省く事に力を入れます。
プラモデルでも実際の縮尺を採用せずディフォルメを行う事があるように
必要であれば大きなディフォルメを加えます。

最近では3Dの技術も多用しますが、紙に描く段階では人の目により自然に見える
パースラインに修正しながら描きます。

なんて、少し専門的な話をしてみました。
美術設定は確かに世界観の基盤となる部分ではありますが
実際に世界観を演出するのは、監督を始め美術監督だったりアニメーターだったり
音響だったりするわけです。
そのために必要なのが美術設定である、と考えて頂ければ間違いは無いと思います。

それでは!
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