2012年10月27日

『終わったり、終わらなかったり』

お久しぶりです。
監督の橋本です。


TARI TARI全13話の放送が終わりました。
最終話まで観てくださった皆様、ありがとうございました。

「TARI TARI」は皆様の気持ちの中にどう届いたでしょうか?

音楽を通してたくさんの人と関わりながら成長していく、5人の高校生たちの物語。
そして、それを取り巻く大人たちの物語。
人が大切な何かを失ったとき、音楽に何が出来るのか?

それは自分にとって「アニメーションに何が出来るのか?」という問いでもありました。

人がいて、
笑ったり、泣いたり、ケンカしたり、想ったり…
そんな日常の中にある、身近な音楽。
人が集まるきっかけとしての歌。

物語の中の歌と同じように、
この「TARI TARI」という作品をきっかけに人が集まったり、
つらいことがあったときこの物語を思い出してちょっと元気づけられたり、
5年後10年後にまた見直して懐かしんだり、新しい発見をしたり…

皆様にとって「TARI TARI」がそういう作品になれたらと願いながら、これからもいろいろがんばっていきます。

「TARI TARI」これで終わりは寂しいですよね?


さて。
先日配信された「TARI TARIラジオ ゆったりまったり放課後日誌」の中でも発表されましたが、9月30日に行われた江ノ島でのイベントの映像がBDの第5巻、6巻に分けて収録されることが決まりました!
イベントに参加できなかった方にもぜひ、素敵で熱いイベントの雰囲気を感じていただきたいです。

そして11月7日には5、6話が収録されたBDとDVDの第3巻が発売されます。
この写真、わかりますか?

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6話。来夏が和奏を助けようとして、無駄に放り投げられたケーキ。
そのケーキにリアリティを出すために、実際にケーキを買ってきて、放り投げて、写真を撮って作画の参考にしてもらいました。

ちなみに、Before。

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そして…

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もちろん、撮影後のケーキはスタッフがおいしくいただきました。たぶん。

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チャンスがあればこれからも時々ブログを更新したりしたいと思います。
タグ:監督