2012年09月10日

『玉虫色の涙だったり、抽斗の中の涙だったり』

【TARI TARI】をビデオ編集室で視聴して、最近涙腺が弱くなったと自覚しました。
目に涙をためながら、ついでに2つのことが気になりまして。

その1つ。人が流す涙には、悲しい涙、喜びの涙、安堵の涙、同情の涙、悔し涙、演技の涙…、色々ありますよね。
こんなに多くの感情を表現するものだから、見た目だけで人が流す涙の本当の訳を知るのは難しいわけで。これがやっかいです。

 【涙の百科全書】を読むと、感情の涙と目を潤すための基礎分泌涙は化学成分が違うらしいのですが、感情ごとにもっと解りやすい涙を流すよう人体の表現機能が発達してもよさそうなものなのに。
例えば感情別に涙が色分けされたら…顔が汚れそうですね。
それでも、相手が見せる涙が真実の涙色か、黒い涙かを色で見分けることができたなら、女性の涙を読みちがえた過去の英雄たちも道を誤ることなく、人類の歴史は大きく変わったと思いませんか?

気になったことのもう1つ。歳をとると涙腺が弱くなるといいますよね。
涙を分泌する涙腺の締りが歳とともに弱くなるのかな。
それだけじゃないでしょうね。たぶん歳を重ねて人生経験が豊富になるほど、ドラマの中で起こる出来事そのものに情動が抑えられないばかりではなく、それに関連づけて自分が過去に経験した感情の膨大な抽斗がワーッと引っ張り出されるからじゃないかなあ。

 あ、そうか。橋本監督に何度も止められながらも僕が必要以上に和奏の父圭介や、紗羽の父正一に感情移入してしまうのは、僕の中の『娘』抽斗があっちこっち引っ張り出されたからなんだな。

 【TARI TARI】放映もいよいよ大詰め。白浜坂高校合唱部には、今までに流したそれぞれの涙を抽斗にしまって、最後には声を合わせて思い切り歌って欲しいですね。


堀川
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