2012年08月08日

『閉まってたり、怪しまれたり』

こんにちは。制作の福澤です。

【TARI TARI】の放送が始まり早1ヶ月、自分の友達や家族も見てくれているようで、感想を電話やメールで報告してくれるのですが、やっぱり感想を聞いて、見てくれてるって感じるだけでモチベーション上がりますね。

さて、以前のブログで新人制作進行の仕事の1つに「便」という他社様や個人宅を回って素材の受け渡しをする仕事が触れられていたかと思います。

そして、便の時、起こると困ることの1つに、相手先に人がいない、もしくは鍵がかかっていて入れない、という場合です。

これが非常に困るのです。何せ、素材を届ようにも回収しようにも人がいない、建物が閉まっているではどうしようもないからです。

先日の自分が便当番の日がまさにそれがわけですが、いつもの様に相手先に着いて、インターホンを押して中から人が出てくるのを待っていたのです。

が………あれ?中から人が出てこない…だと…?

しかも、よく見ると建物に明かりが点いていない…?

いや、まさかね。そんなことあるはず…

そう思い恐る恐る建物のドアに手を伸ばし、思いっきり引くも…

ガチャ…ゴン!!

鍵が掛かっている…だと…!?

その時便に出発する前に言われた制作Iの「これ今日中に届けて欲しい。」という言葉が脳内リフレイン。

まずい。非常にまずい。

何とかせねば、と逡巡した結果、「もしかしたらどっかから入れるんじゃないだろうか?」という、冷静に考えたら可能性としては皆無であろうことを思いつきました。まあ、それだけテンパっていたわけですね。

さあ、行くぞと一呼吸。飲み物を一口含んで、心を落ち着かせ、いざ出陣。

正面玄関は既に開かないことは分かったので、今度は裏口側へ。
あるはずの入口を探してうろうろ。

が、見つからず。

仕方がないので周りを回って入口が他にあるかどうかを再探索、が、見つからず。
仕方がないので改めてインターホン押したり、ドア押してみたり。

そんなことを繰り返すこと十数分。

「お兄さん、お兄さん。何やってんの?」と何やら後ろから声。

ふっと振り向くとそこには何とお巡りさん。

そうなのです。一生懸命入口を探している僕の姿は傍目から見ると、他所の家への侵入経路を見つけようとする、超不自然な人のそれなのでした。それはお巡りさんも声を掛けるというものです。

それからお巡りさんに事情を説明するも、人生初の状況に混乱しっぱなしだった福澤。
不自然さに不自然さが更に増して完全に怪しい人と化し、醜態の上に醜態を塗りたくりながら状況説明をすること数分。
何とか事情を理解してもらったものの「もうこんな事しちゃいけないよ」としっかり注意されてしまいました。

これからは無茶はしないようにしよう、間違っても不審人物と思われる行動を取るのはやめようと固く決意した、そんな1日でした。


福澤
タグ:P.A.Works
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